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『吉原彼岸花』~朔夜~

  • 2016/04/23(土) 16:54:42

ひとつのジャンルを形成しているとも言われる遊女ものですね。

主人公の千早は吉原の名店「桜華屋」の花魁。
プロ意識を持って仕事をし、信頼も名声も得ているが
そのプロ意識から遊女に恋など遠い話、と思い込んでいる――。

わりあいベタな設定ですね。

久しぶりにエロゲやったら
濡れ場が恥ずかしすぎてメッチャ飛ばしました。


すぐにカンを取り戻しましたけど。

無口な髪結いの少年、朔夜です。18歳くらいらしいし、
青年って言った方が倫理上の問題は少ないんでしょうけど
こいつは少年と呼びたいキャラだ。

では以下ネタバレします。18歳未満の方は右のネコでも見ててください。


中盤まではすごくいい話だと思います。

朔夜はとても優秀な髪結いで、仕事熱心なんですね。
無口で多くを語らないけれど、それは生来の性格に加えて
貧しい出自で学校に行った経験がなく
文盲であることのコンプレックスもあるのだと、
千早は髪結い中の雑談の中で知っていきます。

「字を教えようか」と朔夜に申し出る千早には
ああもう後は堕ちるだけだね……という危うさが
すでに満載でしたが、でもやっぱりその辺のくだりはよかったんですよ。

覚えた字で、千早に拙い手紙を送ってくる朔夜。
内容は日々の出来事から、次第に千早の気持ちを聞いたり、
自分の思いを伝えたりする内容になっていくなんてね、
淡すぎてドキドキするじゃないですか。

その後も千早が拾ったネコを朔夜が飼ってくれるとかね、
猫好きに悪い奴なしと思いながら見ておりました。

しかしその飼い猫が野犬に襲われ短い命を終え、
二人で埋葬したあとに一線を越えてからは
だんだん大きくなるコレジャナイ感がすごかった。

まあ、一番大きな違和感はエロスチルの骨格かもしれませんけどね。
千早に覆いかぶさる朔夜の肩幅がバブル絶頂期かくらい広かったり
ちょっと待って千早の乳はどこから生えてんのみたいな感じだったり
これまでの立ち絵がきれいだった分どうしたんだオイでした。

そんなスチルはさておくとしても遊郭モノってね、
「禁断の恋」度が他のシチュエーションと比べても高いじゃないですか。

なまじ実際の歴史がある分、
遊女が生きて遊郭を出られることの方が少なかったとか、
駆け落ちが見つかった日には男も女も殺されるほどの折檻を受けたとか、
そういったことが容易に想像できちゃうんですよね。

千早と朔夜の恋はもちろん本物だったと思いますし、
互いが惹かれあうのもわかるんですが
言っちゃえば「ちゃちな初恋」レベルの前半ほんわかエピソードと
遊女の掟を破ってまで貫く命がけの恋っていうのが
やや乖離しているように思えてなりません


二人が真剣に一緒になる道を探していればいるほど
「初カレ初カノに舞い上がってハイになってないかい……?」
「吊り橋効果がグングンに効果を発揮していないかい……?」
「今の君たちの恋心が嘘だとは思わないが、殺される覚悟を持つほどの恋かどうか
冷静に考え直した方がよくないかい……?
」と
夢を忘れたオバハンは老婆心を全開にしてしまいます。

まあでもね、わかるんですよ。恋に落ちてるときは
それが永遠不滅なものだと信じて疑わないし、
こんな老婆心を見せられれば見せられるほど燃え上がるのだと。

そんなこんなでこれってバッドエンドは作りやすそうだけど
どうやってベストエンド持ってくるんだろう……
と思っていましたが
思った以上に陳腐なベストエンドで「ケッ」と思いました。

終盤、まあ悪役が出てきてアレコレあるんですけど、
とりあえず千早はとっさの自己防衛とはいえ
人を突き飛ばして昏倒させてしまうんですね。

それをきっかけに「二人で逃げよう」ということになるんですが
そこがなんか……いろいろ納得いかないんすよ。

千早は見つからないように長かった髪をばっさりと切り、
男物の着物を着て雨に乗じて朔夜と吉原の外に出ます。

強い雨の中、男二人組が笠を被って走っていれば
そうそう顔まで見られないだろう、という作戦は
そらそうだなあ、と納得していたんですが
2秒でバレます。

え~そんなすぐにバレちゃうのかよ~
みんな人の顔よく見てんなあ、と感心していたのに
追手の男3人も桜華屋の主人・時雨も
ずーっと千早が髪を切っていることに気づかないのね。


だとすればバレたのは千早の男装が不自然だったからではなくて
朔夜の格好がチョーカーしてるわ
青髪に紫色のメッシュ入れてるわ
江戸人にしちゃ奇抜すぎたからじゃないのかと思います。

で、髪を切っていることがわかった途端、
時雨は愕然として「お前など何処へでも行ってしまえ!」
事実上の放免をするんですよ。


江戸時代の遊女は皆、髪さえ切っちゃえば
自由の身になれたのかい!?


そんなわけねえだろ、と思います。
だって時雨は客に不義理を働こうとした千早を
一晩中折檻したうえで座敷牢二日の刑まで与えたんですよ。

そんな簡単に花魁に自由を与えないでしょう。

グッドエンドなんでね、その後はわりと王道の
遠い地で結婚、出産、ラブラブエッチのコンボなので特に感想もないし。
勝手に水飴プレイでも何でもやってくれ。

バッドエンドの方が良かったかなあ。



特に「格子の中」エンドはよかったですね。
あの日、追手から逃げようと飛び込んだ川の中で離ればなれになった二人。
千早は地方の遊郭を転々として、あの頃は考えもしなかった
安女郎となって、それでも「あの人」を待ち焦がれていた。

吉原の日々も、朔夜のことも、幻のように遠い記憶となりながらなお、
自分を捜しに来てくれるひとを追い求めて
格子の中から「誰か」の影に手を伸ばす。
「……会いたかった」

この手法は意外とないぜと思ったんですよ。
「バッドエンドだからたぶん朔夜じゃないんだろうな、別人か、幻なのかな」と
こちらは思いますが、千早は朔夜に似た人影に手を伸ばすんです。

でもそれも雨と千早の狂気が見せた幻なのかもな、と思えて
ゾクゾクしました。



「白い埋葬」エンドは全然泣く気なかったのに泣きました。
二人はなんとか逃げ延びたものの、追手に深手を負わされて、
朔夜は千早に「いきて」とメッセージを残して死んでしまいます。

彼のくれた言葉があるから死ぬこともできない、と千早は慟哭します。

そして千早は、すべてを忘れた。
自分のことも、朔夜のことも、何もかも忘れて、
桜華屋の寮に、もう2年いる。

自分を姉のように慕ってくれた禿の柚が訪ねてきても、思い出せない。
ただ、「朔夜」という人がくれた手紙だけを眺めて暮らしている。

これは可哀想だった。柚と朔夜が。
っていうか柚が。

辛すぎるからと死の記憶を封印されてしまった朔夜も
可哀想っちゃ可哀想ですが、
敬愛してたのに遊女のご法度である足抜けをしたうえ
すっかり記憶をなくしている姉女郎の世話を
甲斐甲斐しく2年もしている柚がホント可哀想で泣いた。


柚はどんな気持ちで千早の世話を続けてるんだろう……って思って。

この千早については可哀想でもなんでもなかったんですけど。
むしろ一人逃げやがったなみたいな印象があります。



そして「袋小路」がいわゆるマッドエンドで、
バッドエンド中唯一独立スチルがあります。

朔夜の狂気に言及したい気持ちは
無理ありすぎの体位を見た瞬間吹き飛びました。

いやもうほんと、ある意味目が離せなかった。

要はバックの体位なんですけど、
膝ついてる千早に覆いかぶさってる朔夜は中腰(膝ついてない)んですよ。

あの体位で挿入は可能なのか?
いやもしかしたら私が知らないだけで
そういう体位があるのかも

「体位 四十八手」でググってしまった
私のクリアな検索履歴を返してほしいですね。

絶対無理だと思う、あの体位。

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この記事に対するコメント

お久しゅうございます~プレイされたのですね~結局迷ったままプレイせずに終わっております・・
最近はちとリアルが忙し過ぎてながながとゲームもプレイできず;;
GWはあちらの世界で暴れようかとおもってます~
BLになるけど東京陰陽師を最近プレイしましたよ~なかなか面白かったですよ^^

  • 投稿者: こっもも
  • 2016/04/23(土) 22:25:56
  • [編集]

コメントありがとうございます

お久しぶりです!
そうなんですよ、実は発売とほぼ同時に買っておきながら
今まで放置してたんですがなんとなく始めて見ました。

朔夜以外にもよさげなキャラがいるので
まだ続ける気ですよ!

東京陰陽師も見てみますね!

  • 投稿者: ぴえ~る
  • 2016/04/24(日) 09:55:54
  • [編集]

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